2014年4月3日木曜日

日本の子どもの文学・・・


久しぶりに出かける機会があって上野公園を少し歩いた。
桜は満開。
駆け足だが、国会図書館国際子ども図書館展示会「日本の子どもの文学ーー国際図書館所蔵資料で見る歩み」を見た。
ここは建物がいい。明治44年築だとか・・(入場・無料というのも魅力、もっとも多くの子どもたちから入場料をとることはできないよね・・)。
お茶を飲めるテラスもある。
現在は「21世紀の子どもの本」その1・絵本が~11月30日まで、開催されている。
テーマで見ると「『赤い鳥』創刊から戦前までー『童話の時代』」、「戦後から1970年代『現代児童文学』の出発」、1980年台から1999年までー『児童文学の現在』」、「現代の絵本ー戦後から1999年まで」、「子ども文学のはじまり」など、明治時代以来の日本の絵本の歴史が一目でわかる、という感じだ。
21世紀に入ってからの現代絵本の流れは、愚生の子どもの成長期に、あるいは、愚生が本屋の店員だった頃にであった懐かしい絵本もたくさんあった。
もちろん宮沢賢治や竹久夢二もあった。
実は愚生は、幼少の頃から少年時、絵本はおろか、高校生になるまで、少年少女文学全集など、の本というものを全く読んだことがなかった。また、そういう本に出会う環境でもなかった。
そういう意味では、愚生は、全く文学的出発が遅い・・。いわば、無教養等しい時代を長くすごして来たというわけである(もっとも、今でもその傾向はなきにしもあらずだが・・)。
今回の展示では、絵本の世界にも「3.11以降の絵本」というコーナーがあるのには驚いた。絵本の世界もそうなのか、という感じだった。
絵本展のパンフには「赤ちゃん絵本の広がり」「国境を越えた絵本づくり」「3.11以降の絵本」の3つテーマとともに「今を生きる大人が、今を生きる子どもたち(読者)に向けて送り出した新しい表現を、どうぞご覧ください」とあった。
                 サクラ↓

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