2014年7月27日日曜日

山本敏倖「仏にも非常口ある暑さかな」・・・



奇数月の第4土曜日は「豈」東京句会(第119回)である。
猛暑日だった。
「豈」56号は先週19日に校了にしてあるのだが、印刷所の都合などで、どうやら、出来上がるのが8月7~8日くらいになるらしい。ともあれ、お手元に届くまで、しばらくお待ちいただきたい。
それでは、句会参加者一人一句。高点句から・・・

     仏にも非常口ある暑さかな               山本敏倖
     立葵昇りつめた先がない                羽村美和子
     ちよつと魔がさし膕に汗たまる             吉田香津代
     垂直に今夜も呼びにくる守宮             小湊こぎく
     下京や水はねこぼす鱧の桶              堺谷真人
     皺(しぼ)の背や麻のスーツの吹かれおり      早瀬恵子
     鳩吹くや齢重ねて別の夜                福田葉子
     こつこつと一本道を来る酷暑             川名つぎお
     
     あはれみ【憐憫】命限りなく無限に近づけた時
              それがシシトウの花となす角度  鈴木純一 

     白馬より抜け出してゆく揚羽蝶            大井恒行


                                         サンゴジュ↑
     


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