2015年4月11日土曜日

「新興俳句の名を聞けば、いまも心が熱くなる♪」・・・



昨夜は、福田葉子の招きで「高柳重信と櫻を囲んで・・」の会が桜新町の「古南門」にてあった。高柳蕗子、宗田安正、酒巻英一郎、鈴木純一、中西ひろ美、今泉康弘、表健太郎、山岡喜美子、救仁郷由美子各氏が集った。
生憎の雨だったが、桜新町の駅前は見事な八重桜で埋っていた。
会のお土産ということで、福田葉子所蔵のテープに録音されていたものをCDにしたのをいただいた。
それが録音されたのは赤尾兜子を偲ぶ会で、かつ、兜子遺品の中から発見された『飇』(はやて)の句集出版を祝う会(昭和57年3月)に集まったメンバーに高柳重信が、筋委縮側索症の病に倒れ病床に伏している折笠美秋を励ます意味でテープに参加者の声を吹き込んだ貴重な音源だった。
俳人諸氏の名は、和田悟朗、鈴木六林男、掘葦男、桂信子、三宅美穂、小泉八重子、宗田安正、帰京してからのものに高屋窓秋、三橋敏雄などが含まれていた。
高柳重信は折笠君と呼びかけながら、普段は音痴だから歌は歌わないといいながら、小さな声で歌うよ言い(テープ一人吹き込んでいる姿を想像すると、感慨が湧く)、サイパン島玉砕の歌?(尾崎士郎作詞との説明があるが、補作・高柳重信?)の替え歌として「全軍ついに玉砕す、サイパン島の戦いは、はるかな日々となりたれど、サイパン島の魂はいかで消ゆべき、滅ぶべき。サイパン島よ、サイパンよ、サイパン島の名を聞けば今も心が熱くなる。♪~窓秋、鳳作、白泉よ♪、三鬼よ、赤黄男よ、昭らよ♪新興俳句の名聞けば、今も心が熱くなる♪~」と唄っている。



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