2015年5月20日水曜日

仁平勝講演「虚子の『いひ現はしやう」・・・


                  仁平勝氏↑

 昨日5月19日(火)は俳人協会の「平成27年春季俳句講座」(於:俳句文学館)、仁平勝講演「虚子の『いひ現はしやう」が行われた。会場70名は、人気を反映してか、ほぼ満席だった。本井英や筑紫磐井、そのほか井上弘美など見知った女性俳人も幾人かがいた。栗林浩夫妻も居られた。この講座の担当者は、今井聖だった(失礼にも今井さん、こんなところで何してんの?と言ってしまった)。
 仁平勝とは結構長い付き合いなのだが、講演のなかで披露した端唄「木遣りくずし」を聞いたのは初めてだった(カラオケで沢田研二のオンステージをやってもらったことはあるが)。
 内容は少し挑発的に「くたばれ!取り合わせ」、「虚子の言葉は自由だった」などなど。また「切れ」についての昨今の「切れ論」についての彼の持論を展開していて、さすがに聴衆を退屈させない話術は見事だった。



          左より、伊丹啓子・愚生・沖山隆久(撮影・鎌倉佐弓)


☆閑話休題・・・
 今日は、一ヵ月に一度の持病のための漢方医に渋谷まで通っているので、ついでにといっては、これも失礼だが(せんじ薬をもらうまでの長~い待ち時間)、神保町まで足を延ばして(夏石番矢自筆百句色紙展」に行った。
 夏石番矢は授業があって不在だったが、鎌倉佐弓、ギャラリー主の沖山隆久、そしてこれまた久しぶりに伊丹啓子にお会いした。沖積舎の立ち上げの頃から考えると、その社史も、もう43年だという。あまりに懐かしい思い出話で盛り上がった。
 神保町の3番出口から2分、ラーメン二郎の対面が沖積舎ギャラリーだ。今週、土曜日には朗読会をやるとのことだった(興味がある方は是非、聞きに行って見てください。ゲストの方でアラビア語による俳句朗読もあるとか)。近くには俳人御用達の伊藤伊那男の銀漢亭もあるし、図書新聞も近い。もっとも、三十年前くらいには、このあたりでよく某社への社前抗議集会があった。岩波信山社ブックセンターも近い。思いもよらず、あれこれ懐かしいひと時を過ごしたのだった。



                 テイカカズラ↑

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