2015年7月12日日曜日

「天為」25周年300号記念祝賀会・・・


                有馬朗人主宰と実行委員長の対馬康子↑

昨夕は「天為」25周年300号祝賀会(於・帝国ホテル)だった。午後から有馬朗人主宰の記念講演「日本の詩・世界の詩」、そしてシンポジウム「天為のコンセンサス」川本皓嗣・横井理恵・西村我尼吾があったが、それらは失礼して、祝賀会のみに出かけた。久しぶりに「天為」初代編集長で、「豈」同人でもある大屋達治にも会うことができた。その大屋達治に『大屋達治集』(俳人協会・自註現代俳句シリーズ)をいただいた(べつの機会に紹介したい)。その見返しに署名された一句は、

    有住なる洞は迷宮水の秋          達治

祝賀会はごくコンパクトに、一時間半ほどで終わり(6時半)、用意された同ホテル4階の二次会(この方が長時間)に多くの方々が流れた。二次会では、片端から一言ずつ挨拶する機会を与えられたのだが、「豈」発行人・筑紫磐井は「『天為』は25周年だが、『豈』は今年35周年です。号数はわずかに57号ですが、・・」と切り出して感嘆ともつかぬ溜息と笑いを誘った。
ともあれ、かつて攝津幸彦存命中にわずかな期間「豈」同人だった福永法弘にも会った。他の「豈」同人では恩田侑布子に会った、。
ちなみに「天為」記念大会の天賞はその日、中国・延安から出席したという若いが流暢な日本語を話された董璐(とうろ)。その作は、

   柳芽吹く渭水に近き酒屋かな        董璐

当面「天為」は。「俳句」を世界無形遺産への登録を目指して、有馬朗人を先頭に活動するとのこと・・・。

因みに、愚生のテーブルには、右に上田日差子、左に浦川聡子と両手に花。高柳克弘、神野紗希が並んでまるで結婚式のようだと声が漏れた。他には、愚生が「俳句界」の折に選考委員にお願いした守屋明俊(たぶん、初めてお会いした)、さらに本井英、仙田洋子、松尾隆信の各氏だった。
そうそう、二次会では、愚生、20歳代のときの同人誌「未定」の創刊同人で一緒だった小林恭二とも澤好摩を巡って少し話が弾んだ。


                クワの実↑



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