2017年7月30日日曜日

近恵「夕焼が足りないジャムの瓶に蓋」(「豈」第137回東京句会)・・



 昨日は、隔月奇数月開催の「豈」第137回東京句会(於・白金台いきいきプラザ)だった。同人以外では、佐藤榮市さん、また、初めて、近惠さんが参加された。いつもの同人メンバーだけでなく、他の参加者があると句会がいきいきする。気楽に参加いただけると嬉しい。
 以下に一人一句を紹介する(サークル形式の投句は清記原稿をそのまま画像にして以下に挙げた。愚生の技術ではパソコンで打つのは全くできないので)。



               鈴木純一↑

  青枯れし少年のまま「気を付け」      川名つぎお
  ラベンダー水平に風吹き替わる       羽村美和子
  夏荻に触れて脈絡なく血族         近 恵
  本日は筋肉質な積乱雲           山本敏倖
  十年後われは留守なり沙羅の花       福田葉子
  ときどきはひまわりにある立ち眩み     杉本青三郎
  砂日傘眠くなる曲続きをり         堺谷真人
  夏の蝶追いかけ星になった村        早瀬恵子
  そのたびに成長とげし女郎蜘蛛       小湊こぎく
  眠るらしトルコ桔梗を言いながら      佐藤榮市
  空蝉の灼けておらんか空のうち       大井恒行

次回、第138回句会は、9月23日(土)午後1時~5時、於・白金台いきいきプラザ(地下鉄・白金台下車1分)。同人以外も参加自由、雑詠3句持参。
  


  
  

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